2014/8/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、アジア時間は一昨日の海外市場でのドル売りに対する
ショートカバーでドルは値を戻し、102円半ばまで上昇しました。
その後は、再び方向感のない薄商いが続き、102円台前半での小動きとなりました。
NY時間に入ると、コーエン米財務次官がロシアが方針を転換しなければ制裁を拡大する
と警告したこと、またイスラム過激派組織(ISIS)がイラクで一段と勢力を拡大したため
国連安保理が臨時会合を開催し米国が北部の物資支援サポートで
空爆を検討していることを明らかにしたことなど、地政学的リスクが圧力となり
下落に転じた株式相場動向に連動してリスク回避の円買いや米債利回りの低下に伴う
ドル売りが再燃し、一時102円ちょうどまでドルは下落しました。
もっとも、テクニカルで見ると相場に方向性はなく、ボリンジャーバンドも
上下のバンドにタッチすることなく収束する動きとなっていることがわかります。
RSIも相場の動きに合わせ上下動を繰り返していますが、RSIの振幅に対して
価格の値幅は小さく、レンジの中での素直な上下動のように見えます。
本日も102円を大きく下回らない限り、週末ということもあり、102円台での
小動きが続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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