2014/8/1のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、米国の4-6月期の国内総生産(GDP)速報値が
前期比年率+4.0%となり、1-3月期の-2.1%から大幅に改善したことや
連邦公開市場委員会(FOMC)で「インフレ率が2%を恒常的に下回り続ける可能性は
やや減ったと判断している」との見解が示されたことなどを受けドルが堅調に推移し、
一時103円09銭まで上昇する動きとなりました。
しかし、週末発表の7月米雇用統計内容が市場予想を下回ったことで、
早期利上げ観測に伴うドル買いは一服し、102円半ばに押し戻されて
週を越えています。
先週は、103円台定着はできなかったものの、長く続いていた101円~102円での膠着から
やや上抜ける兆しを感じさせる動きとなったといえそうです。
テクニカルで見ても、先行スパンの雲をクリアーに上抜きし、転換線が基準線を上抜き、
遅行スパンもローソク足を抜け、いわゆる三役好転の形でドルの上昇を示唆するものと
なっています。
遅行スパンとローソク足の関係では、週初こそやや下方向への力が働くものの、
週後半に向けては一段のドル上昇が期待される形となっています。
MACDを見ても、前々週に買い転換した後は大きく上昇しており、またMACDと
シグナルの乖離も大きくなり、ドルの力強い上昇を裏付ける形となっています。
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