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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/7/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間では、米国の雇用統計発表待ちで模様眺めムードの中、
ドルが底堅い動きを続けました。

欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏経済に引き続き
下振れリスクがある点を挙げて低金利が長期間続くとの認識を示すとともに、過度のユーロ高を
牽制したため、対ユーロでドルが上昇し、それにつられて対円でもドルが堅調な推移となりました。

注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が28万8千人増、失業率も6.1%へと低下と
市場予想を大きく上回るもので、年後半の米経済見通しが改善したものとしてドル買いが進み、
ドル/円も2週間ぶりの高値である102円26銭まで上昇しました。

雇用統計後のドルの急騰で、ボリンジャーバンドを上抜け、バンドウォークを形成しましたが、
強いものではなく、すぐにバンド内に押し戻されており、ドルの上昇力にも限りがあったことが
示されています。

また、RSIを見ると昨日は一貫して高水準にとどまっており、また価格の上昇に対してRSI
高値を更新できていないダイバージェンスが起きていることから、短期的にはドルは反落のリスクを
抱えているように見えます。

本日は、週末のポジション調整の可能性もあり、このままドルが買い進まれることは難しいかもしれません。

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