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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/7/4のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初は前週の流れを引き継ぎドルが軟調な動きで101円24銭まで
下落しましたが、その後持ち直す展開となりました。
さらに、3日発表の米国6月の失業率は6.1%へ低下し、非農業部門雇用者数は前月比
28万8千人増加したことで、リスク選好的なドル買い・円売りが活発となり102円27銭の
高値をつけました。

ドルは前々週と比較してしっかりとしたドル上昇の様相を呈していますが、テクニカルで見ると、
ここからの展開を予想するには難しい形となっています。

先行スパンの雲が厚みを増すなか、雲の下限を突破し雲の中に入り込んできていますが、
雲の上限突破が視野に入ったとは言いがたく、しばらくは雲の中で動きのであれば、
102円前半での方向感のない取引が予想されます(A)

また、遅行スパンが先週陽転しましたが、現状水準での推移を続けると明日にでも再陰転する
形状となっています(B)
ローソク足との順行でドルが急騰する可能性も否定できませんが、少し難しいように見えます。

Williams %Rは先週一直線に上昇してきていますが、週末にやや調整しており、
もう一度上昇余地を残しながらも高水準であることには警戒というレベルです(C)

長期のテクニカルでは、200日移動平均や週足一目均衡表の先行スパンの雲が
下値を支えられるのかに注目されており、大きな潮流の変化の可能性にも
目を向けておきたいところです。

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