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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/6/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間では堅調な株式市場と、実需の買いに支えられ、ドルは底堅い
展開となり、102円台を回復する動きとなりました。
ただ、この動きでボリンジャーバンドを上抜けしているものの、明確なバンドウォークにはつながらず、
上昇力に限りがあることが見て取れます(A)

その後欧州時間では持合いを続けたものの、NY時間に入ると、5月の米消費者物価指数(CPI)が
市場予想を上回る上昇となり、連邦準備理事会(FRB)が利上げ時期を早めるとの観測が広がり、
ドルが買い進まれる展開となりました。
5月の米CPIは前月比0.4%上昇で2013年2月以来1年3カ月ぶりの大きな伸びとなりましたが、
同じくこの日発表された5月の米住宅着工件数が市場予想を下回ったことに加え、緊迫するイラク情勢や
ロシアとウクライナのガス供給交渉決裂への懸念から、ドルの上昇は限定的だったとの指摘もあります。
この動きで、再びボリンジャーバンドを上抜けしていますが、ここでも明確なバンドウォークには
つながりませんでした(B)

MACDを見ると、昨日には終始ドル買いサインが続いており、持ち合いの中での反転の兆しも
騙しに終わって、ドルの上昇をサポートする形となっていることがわかります。
ただし、NYの引けにかけては、反転してしまっており、本日のドルの上値が重いことを
示唆していることには留意しておく必要がありそうです(C)

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