2014/6/13のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、週初は102円台半ばでスタートしたものの、日本銀行金融政策決定会合で
現状の金融政策の据え置きが決定されたこと、イラクで内戦が勃発する可能性が高まりつつあること
などを材料にじりじりと売り優勢となり、一時101円61銭まで下落しました。
ただ週末には、米国の早期利上げ観測が再浮上し、ドルは102円台前半まで戻す動きとなっています。
テクニカルを見ると、まだドルの下値不安が続いているように見えます。
先週初は、先行スパンの雲に阻まれて上値をとめられていますが、今週は雲が厚みを増しながら
切り下がってきており、よりドルの上値が重くなりそうです(A)。
また、ローソク足と遅行スパンの関係からは、今週後半には再びドルが下方向へ引き下げられる力が
強くなりそうです(B)。
逆行の動きが起こり、一気に遅行スパンがローソク足を上抜ける可能性も残っているものの、まだ下値への
警戒感が強い状況といえそうです。
Williams%Rは、下げ止まって切り返しを見せており、相場の反転が期待されますが、下値余地は
もう一段残されていることから、このまま反転へつながるかどうかは難しいところでしょう(C)。
今週は、ウクライナ情勢やイラク情勢をにらみながら、連邦公開市場委員会(FOMC)でのサプライズが
あるのかどうかに警戒する展開といえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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