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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/6/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、102円台前半での小動きを続けました。

予想を上振れた米国の4月卸売在庫・売上や米国労働省が発表した4月JOLT求人労働異動調査で
求人件数が2007年9月来の最高に回復したことを受け、米連邦公開市場委員会(FOMC)が資産購入策の
縮小を継続するとの見方が強まり債券利回り上昇に伴うドル買いが再燃しているものの、ユーロの
下落に伴ったユーロ/円の下落による円買いがドル/円での上値を抑えており、明確な方向性が
見出せません。

テクニカルで見ても、市場の迷いが現れています。
先行スパンの雲の上抜けを試しているものの、明確な上抜けが出来ず足踏み状態となっています(A)
来週から雲が厚みを増しながら切り下がってくるために、上抜けするなら今週末の動きに期待したい
ところです。

もっとも、ローソク足と遅行スパンの関係からは、今週中は横ばいの動きが予想され、上値トライは
来週前半の可能性があり、なかなか明確な戦略が描ける状況にはありません(B)

MACDを見ても、現状はドル買いの形状となっていますが、シグナルは上昇しているもののMACD
転換に転じており、今後の動き次第では売り転換してしまう可能性も高まっていることには注意が
必要でしょう(C)

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