TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2014/6/11のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2014/6/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間では102円前半での膠着相場が続きました。
102円割れでは実需の買いオーダーがある一方で、102円80銭水準には抵抗線があり、
まとまった規模の売りも控えており、両サイドにオーダーが拮抗し、動くに動けないとの
指摘もありました。

海外時間になると、日経平均先物の下落を嫌気したリスク回避の円買いが強まり、
また米債利回りの低下を背景にしたドル売りもあって、ドル/円は102円を割り込むと
一時101円86銭付近まで一段安となりました。

この流れで、ボリンジャーバンドを下方ブレイクし、バンドウォークが起きていることが
確認できます(A)
さらにMACDは、アジア時間からの持合いで交錯しているものの、買い転換できない状況が
続いており、その後のドル下落を示唆する形となっています(B)

NY時間に入ると、ドルのショートカバーが先行し、102円台を回復しましたが、
上値も重く、102円を挟む動きで引けています。

ドル/円は、5月中に積み上げられたドル買いポジションの解消売りが上値に控えており、
目先上値の重い展開が続きそうですが、101円半ばには実需やオプションに絡むドル買いが
控えているとの見方もあり、大きな値動きは期待できない相場が続きそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ