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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、米国5月のNAHB住宅市場指数が予想外に悪化し1年ぶりの低水準と
なったことや、米4月鉱工業生産指数が予想外のマイナスとなったことなどから米国10年債利回りが
2.5%を割り込んだため、ドル売りが加速し、一時は101円31銭と4月11日以来約1カ月ぶりの安値を
つけました。

欧州時間にはユーロ/ドルでのドルの強さがドル/円にも波及した形で102円台を回復する局面も
ありましたが、ドルの上値の重さに変化はなかったことを確認したといえそうです。

テクニカルで見ると、2月から下値を支えてきた101円前半の下値抵抗が今も生きているように
見えますが、この水準を下抜くと下げが加速する可能性があり要注意といえるでしょう(A)

ただし、ローソク足と遅行スパンの関係からは、ここからドルが上方向へ引き上げられる力が
働くようにも見えます(B)
もっとも、この関係が逆行することでドルの急落に可能性もあり、ここからの動きを見極めたいところです。

MACDを見ると、週前半に陽転の兆しがあったものの、騙しに終わっており、ドル売りサインが
継続していることから、ドルの上値が重い現状と整合する動きといえるでしょう(C)

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