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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/16のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初やや値を持ち直したものの102円台は重く、米国の景況感低迷を受けた
ニューヨーク株式市場の下落に連れ安となった東京株式市場の下落、ウクライナ情勢の緊迫化を
受けたリスク回避の円買いなどで、101円32銭まで下落する展開となりました。
25日のウクライナ大統領選挙への警戒感から、リスク回避の円買いで上値を抑えられ、しかしながら、
6月から本格化することが予想される年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による外貨建て資産への
投資増額期待が下値を支えるという相場が続いているとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、遅行スパンとローソク足が順行の動きを続けており、この流れが続くのであれば
今週はドルが上昇する力が強くなりそうです(A)

また、Williams %Rを見ても、ここ数ヶ月の下落相場での安値圏に近づいており、ここからの一段の
売込みには躊躇するところといえます(B)

現状の相場は上値が切り下がるものの、下値は101円水準で支えられた三角持合の様相となってきており、
セオリーとしてはどこかで相場が上抜けることが期待できる形と言えます。
101円割の場合にはもう一段の下落加速の可能性がありますが、これをリスクシナリオとして、ドルの戻りを
期待したいところです。

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