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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、欧州時間にポンド相場の下落に引っ張られる形で102円を割り込む
展開となりました。
昨日発表された4月の英失業率で賃金上昇率が市場の期待ほど高くなかったことからポンドが
全面安の展開となり、円も対ポンドで170円台に上昇し、これに連動する形でドル/円も101円台に
下落しました。
イングランド銀行(英中央銀行)が発表した四半期インフレ報告の表現が従来と大きく変わらず、
市場の早期利上げ期待をしぼませたたこともポンド売りに拍車をかけたとの指摘もあります。

この流れで、相場はボリンジャーバンドのロアーバンドを下抜けて急落していますが、すでにバンドが
開き気味であった中での下方ブレイクであり、きれいな形でのバンドウォーク形成には失敗しているように
見えます(A)

また、この急落前に相場は緩やかな下降貴重となっているものの、RSIは水準を切り上げており、
ダイバージェンスが観察されます(B・B’)
これは、この急落を示唆した動きといえそうです。

もっとも、ドル/円そのものに明確な材料がなく、102円を挟んでの方向感のない動きが続いており、
市場参加者は動きが取れない状況が続きそうです。

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