2014/4/30のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)
を表示しています。
昨日のユーロ/ドル相場は、一昨日の下落の影響を受け1.38ドル前半で
上値の重い小動きが続きました。
欧州時間に入ると、4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は
0.7%と市場予想に届かなかったため、ユーロ/ドルは3週間ぶりの
安値1.3775ドルをつける場面がありました。
しかし、欧州中央銀行(ECB)に早急な金融緩和を迫るほどの内容ではないとの見方が
次第に優勢となり、ユーロが持ち直す展開になりました。
さらにNY時間に入ると、第1 ・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が
前期比0.1%増と予想外に低調だったこと が響き、ドル売り・ユーロ買いの勢いが強まり、
一昨日の下落分を取り戻す形で1.38代後半まで上昇しています。
テクニカル的には、目立った動きはなく、NY時間でのユーロの上昇で
ボリンジャーバンドの上抜け出小さなバンドウォークを形成していますが、
強い勢いを感じさせるものではありませんでした。
また、DMIをみても、昨日のユーロ上昇時にはADXが下落しており、
これも相場の方向性が出る動きというよりも、一昨日の下落の調整であったことを
示唆してものといえるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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