2014/4/29のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のユーロ/ドル相場は、アジア時間は東京勢がGWで市場参加者が少なかったことから
1.38ドル半ば水準で底堅いながらも小動きが続きました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定や米雇用統計などの発表を控えて
様子見ムードが広がっていたとの指摘もあります。
しかし、欧州時間に入るとドイツ連邦統計局が発表した同国の
4月の消費者物価指数上昇率(速報値)が前年同月比1.3%と、市場予想を下回り、
これを受けて、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切るのではないかとの見方が
改めて強まったことから、ユーロは対円、対ドルともに売りが加速する展開となりました。
この流れで、ユーロ/ドルはボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークを形成し、
一時1.3806ドルまで下落しました(A)。
MACDを見ると、ユーロの急落前にMACDがシグナルを下回っており、相場の動きに先駆けて
ユーロ売りを示唆していたことが確認できます(B)。
ドル/円は、東京が休みであったことや米国でのイベントを控えて積極的に売買は見受けられず、
102円台の小動きを続けており、昨日は値幅が24銭と動きが取れない状況となっていました。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから