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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/4/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、週書日本の貿易赤字が予想を上回ったことを受けて円売りに反応し、
一時102円73銭まで上昇しました。
4月の月例経済報告で景気の基調判断が下方修正されたことで、30日の日本銀行金融政策決定会合で
追加緩和観測が浮上したことも円売り要因との声も聞かれました。

しかし、その後は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の日米協議で大筋合意が見送られたこと、
ウクライナ情勢の緊迫化を受けたリスク回避の円買いが優勢となったことなどで
週末の25日欧米市場では101円96銭まで反落する展開となりました。

テクニカルで見ると、ドルの上値の重いことが伺われます。
週初に先行スパンの雲に突入したものの、週末には再び雲の下に押し戻されており、
依然雲が上値抵抗となっていることがわかります(A)

遅行スパンは再びローソク足を下回り陰転しており、今週所はもう一段下方向への
力がかかるような形状です(B)
ただし、週後半からは急激に上へ引き上げられる可能性を示唆しており、週末から来週にかけて
順行での急上昇か逆行しての急落といった大きな動きが期待できるかもしれません。

Williams %Rは先週初大きく水準を上げましたが、反落しておりドルの上昇力のかげりを示唆している
形状となっています(C)

日本がゴールデンウィーク入りで参加者が少なくなる中、今週は米雇用統計も控えており、
思わぬ波乱の相場となる可能性には留意しておきたいところです。

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