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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/9/27のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、9月中間期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)、米国の暫定予算や連邦政府債務上限引き上げ協議への警戒感などでドルの上値は重く、10月1日に発表予定の安倍政権の経済対策、成長戦略第2弾、アベノミクス税制への期待感でドルはやや反発する場面があったものの、週末前にはドル売りが優勢となり、ドルは伸び悩みました。

テクニカルで見ても、ドルの軟調な展開が確認できます。
先週末のドルの下落で、一目均衡表の先行スパンの雲にとりあえずは支えられたものの、週明けの本日は雲のなかに入ってしまっています。
今後、雲は上昇しながら厚みを増していくため上値抵抗となりやすいと思われます(A)

また、遅行スパンも陰転してしまっており、ローソク足との関係からは今週初さらに下への力が強まる可能性があります(B)

Williams%Rは既に低位まで落ち込んでいるものの、もう一段の下落余地はあり、週初のドル下押しには警戒が必要かもしれません(C)

もっとも、今週のドル/円は、連邦政府債務上限引き上げ協議、米国政府機関(労働省)の閉鎖懸念、米国9月の雇用統計、9月の日銀短観、安倍政権の経済対策(成長戦略第2弾、法人減税)、など材料も多く、それらを慎重に見極める展開となりそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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