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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/4/11のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初から軟調な推移となり、103円43銭から101円33銭まで
下落しました。
日本銀行金融政策決定会合で現状の金融政策の維持は想定内だったものの、
黒田日銀総裁が「追加緩和は考えていない」と述べたことや3月の連邦公開市場委員会(FOMC)
議事録で低金利政策の長期化が示されたこと、またウクライナ情勢の緊迫化を受けた
リスク回避の円買いが強まったことなどが、その要因として指摘されています。

テクニカルで見ても、先週はドルの上昇基調が一気に転換してしまっていることがわかります。
相場は先行スパンの雲を下抜け、現状では雲が上値抵抗となってしまっています。
当面雲の下限は102円台にあり、これが上値を阻む壁となってきそうです。

また、遅行スパンもローソク足をした抜け売り環境となってきています。
ただし、現状水準を維持できれば、週後半には再びローソク足とのクロスが期待でき、
またその後はドルに上昇圧力がかかる可能性がある形状となっていることには
注目したいところです。

RSIを見ると、相場の大きな下落にもかかわらず、現状は中立に近い40台での
推移となっており、上下どちらへも動く可能性を示唆しているため、今週の方向性は
読みにくいところといえそうです。

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