2016/9/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/9/12)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京市場が休日のなか、
ゆっくりと軟化する動きとなりました。
朝方は102円台でスタートしたものの、じりじりと値を下げ、
海外市場では101円58銭まで下落しました。
もっとも、日米の金融政策決定会合を控えて
動意が乏しい状況が続いていることに変化はありませんでした。
日米の金融政策決定会合を越えるまでは模様眺めムードは続き、
本日も101円台後半中心の相場となりそうです。
中期的にチャートを見てみると、本年に入ってのドル下落相場が
確認できますが、そのスタートとして昨年12月に一目均衡表で
先行スパンの雲をクリアーに下抜けしたことがわかります。
その後の動きを見ると、ドルの上昇局面において2月・5月・7月・9月と
4回も先行スパンの雲に上値を抑えられ反落しています。
現在、5回目のチャレンジとなっており、当面は雲の上限は103円半ば水準で
推移することから、この水準を上抜けることが出来るかどうかが注目されます。
また、年初からの下落は、値幅で約21円、下落率で18%近くに達していることから、
調整的なドルの反発のきっかけとして、先行スパンブレイクを期待する声も多いようです。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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