2014/4/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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DMI(Directional Movement Index)を表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジアから欧州の時間にかけては方向間なく101円台後半での
取引が続きました。
0.2%乖離のエンベローブに上値を止められ、下値は移動平均に絡む程度で、相場の
変動のエネルギーの小ささを感じる形となっています。
その後NY時間に入ると、「ウクライナ政府が東部で親ロシア派武装勢力に対する強制
排除に乗り出し、ロシアはウクライナが内戦の瀬戸際にあると宣言した。」との報道が
伝わると、この緊張を嫌気してリスク回避の米国債買いが強まり、米国債利回りが低下
したことでドルが売り込まれる展開となりました(A)。
ただし、この下落も0.3%乖離のエンベローブで止められており、下落の勢いはそれほど
強いものではなかったことが伺われます。
NYの午後になると「政府、国内景気の基調判断を下方修正へ」「黒田日銀総裁が追加
緩和について必要ならば躊躇しないと発言した」などの一部報道が伝わると、一転して
円売りの流れとなり、ドル/円も101円台後半へと値を戻しています(B)。
DMIを見ると、昨日のドルの下落と反発に動きに間、ADXが下落を続けており、
この動きがトレンドにつながるものではなかったことが確認できます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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