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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/2のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。


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昨日のドル/円は、日経平均が下落したこと、米国内の政治対立が一部政府機関の閉鎖につながっている事態が嫌気されて下落しました。
一時8月下旬以来の安値である97円12銭までつける局面もありました。
また、米企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した9月の全米雇用報告の民間部門雇用者数が予想を下回ったことも、ドルの足を引っ張ったとの指摘があります。
もっとも、4日に予定されている9月の米雇用統計発表は、政府機関の閉鎖が続けば延期される見込みで週末に向けては波乱は起きにくいのかもしれません。

テクニカルで見ても、ドル売りの流れが出てきているものの、ドルを売り込みにくい状況となっています。
一目均衡表では、クリアーに先行スパンの雲を下抜けており、相場の底割れが懸念されます(A)

MACDを見ても、9月16日に売り転換して以降一貫して売りサインが続いており、ドルの基調が弱いことが分かります(C)

しかし、ローソク足と遅行スパンの関係を見ると、まだ完全に売り転換してはおらず、現状の順行の動きが続くのであれば来週に向けてドルが上へ押し上げられる力が働く可能性が示唆されています(B)

米国の暫定予算をめぐる協議の行方も気なるところであり、目先は相場の動きを慎重に見極めたいところです。

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