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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/4のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、米国の暫定予算が不成立となり政府機関が一部閉鎖に追い込まれたこと、連邦政府債務上限引き上げ協議が難航するとの警戒感などで、一時96円93銭まで下落しました。
安倍政権の経済対策に法人実効税率の引き下げが盛り込まれなかったことも、円買い要因となったとの指摘もあります。
また、注目されていた先週末の米雇用統計も政府機関閉鎖の影響で発表が延期となりました。

今週も、米国下院共和党が発表を予定している米国政府機関再開と連邦政府債務上限引き上げの一括措置、連邦政府債務上限引き上げ協議の進展などを見極める展開となりそうです。

テクニカルで見るとドルの基調は軟調ながら一段の下落を見込むには迫力不足といえます。
相場は先週先行スパンの雲をクリアーに下抜けているものの、雲の捩じれでの下抜きとなっており、雲の厚みの来週に向けて薄くなるため強い売り圧力を感じません(A)。

遅行スパンも陰転はしましたが、ローソク足との順行を保っており、これが続けば今週はドルが上昇する力がかかるように見えます(B)

Williams%Rももう一段の下落余地を残していながらも、水準的にはかなり低水準まで落ち込んでおり、ドル売りを続けるかどうか微妙なところといえます(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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