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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/8/30のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円は、週の前半にオバマ米政権によるシリア空爆懸念が高まったことで、98円85銭から96円82銭まで下落しました。
しかし、その後米国4-6月期の国内総生産(GDP)改定値が前期比年率+2.5%へ上方修正されたこと、日本の7月のコア消費者物価指数が前年比+0.7%となったことで、ドルが下げ渋る展開となり、週初の水準近くまで値を戻し98円台で週を越えています。

今週は、週末に米雇用統計が控えており、またシリア空爆の行方が注目され、神経質な展開となりそうです。
シリア空爆が断行された場合、化学兵器関連施設に対する短期的、局地的な攻撃で終わった場合は相場への影響は限定的と見られていますが、イスラエルやイランを巻き込んだ長期的、拡散的な紛争となった場合はリスク回避の株売り、円買い圧力が強まることになるとの指摘があり注意が必要でしょう。

テクニカルに見ると、先行スパンの雲の下での取引が続いており、今後雲の水準が切り下がってくるため、上値が重くなりそうです(A)

また、遅行スパンが陽転する兆しを見せていますが、週末には再転換する可能性が高いように見えるため、明確な方向性を感じられません(B)

ただし、RSIを見ると50以上の水準を維持しており、右肩上がりを継続しているため、ドルの基調はそれほど弱いものとは考えにくいところです(C)

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