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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/7/31のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間では98円近辺での持ち合い相場が続きました(A)
米国の重要イベントを控えて模様眺めムードの強い動きだったといえます。

欧州勢が参入すると、残っていたポジション調整のドル売りが持ち込まれ、ドルがじりじりと下押す展開となりました。
この流れで、ボリンジャーバンドを下抜け、小さなバンドウォークが示現していることが確認できます(B)

そのNY時間に入ると、注目の第2・四半期の米国内総生産(GDP)速報値が年率換算で1.7%増と発表され予想の1.0%増を大幅に上回っていたことや7月のADP全米雇用報告も民間部門雇用者数が20万人増と予想の18万人増を超えていたことを受けてドル買いが強まり、一気に98円半ばまで上昇しました(C)

しかし、NY午後に入ると、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が量的金融緩和策の縮小に着手する時期について何ら手がかりを示さなかったことから、ドルが幅広い通貨に対して下落し、ドル/円も97円後半まで押し戻される展開となりました(D)
FOMC声明は、米政府の財政引き締めがなお米経済の足かせとなっているとして、月額850億ドルの資産買い入れの継続を表明、また米経済は回復を続けているものの、引き続き下支えが必要というものでした。

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