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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/7/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

週明けのドル/円は、じりじりと値を上げる展開となりました。
朝方の取引では、海外ファンド勢が99円50銭のストップを狙って買い上がる動きをみせました。
しかし、その後は、月初特有の実需のドル売りが流入したことなどで、ドル買いは続くものの勢いに乏しい動きとなりました。

海外市場では、予想を上回った米国の6月ISM製造業景況指数を好感したドル買いや日経先物の上昇に連れた円売りが優勢となり、ドル/円は4週間ぶりの高値99円86銭をつけましたが、その後、エジプト軍部トップのシーシー国防相が声明で「48時間以内にデモ隊の要求に応えるための事態収拾策で各政治勢力と合意するよう要求、実現しなかった場合、軍部として今後の政治プロセスに関する「行程表」を発表する用意がある」との最後通告を政府に突きつけたとの報道が嫌気され、リスク回避の円買いが再燃し伸び悩み、100円トライは見送られることとなりました。

テクニカルで見ても、盛り上がりのない上昇継続という形が見えてきます。
ボリンジャーバンドのアッパーバンドは上昇を続けるものの、上値抵抗として機能しており、バンドウォークに繋がる兆しがありません。

ローソク足とRSIにダイバージェンスが見られる局面もありますが、相場に反応は出ていません。

100円再チャレンジが期待されるものの、強いドル買い材料もなく、99円台後半での持ち合いが続いてしまうのかもしれません。

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