TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2013/7/2のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2013/7/2のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、アジア時間では99円台で停滞色を強める動きが続きました。
短期筋の間では100円ちょうどにあるオプションが意識され、上値追いの機運は高まらず、短期筋のポジションもすでにロングにだいぶ傾いているとの指摘も聞かれました。

しかし、NY時間に入ると、節目の100円ちょうどを突破し買いに弾みがつき、一時は100円72銭と6月3日以来、約1カ月ぶりの高値をつけました。
昨日発表の米5月製造業受注指数が予想を上回ったように、最近の米経済指標が総じて堅調で、米連邦準備理事会(FRB)が想定よりも早く資産買い入れ(量的緩和)を縮小するとの観測が強まったことが背景と言われています。
また、100円超度を突破したことで、オプションに絡むドル売りポジションが大きく買い戻されたことも、ドルの急上昇につながりました。

テクニカルで見ると、この流れできれいなバンドウォークが確認できます(A)
ここのところ、ボリンジャーバンドが上下の抵抗として機能していましたが、昨日はしっかりとバンドの拡大を伴った強い勢いを感じさせる動きとなっています。

MACDを見ると、ドルの急上昇を前に素手のドル買いに転じていることが分かります(B)
MACDの先行性を示す形といえるでしょう。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ