2010/07/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMIを表示しています。 |
昨日の東京時間は、86円後半での小動きが続きました(A)。
材料難の中、日本株にも明確な方向感がなかったことで、手掛かりに欠けていたというところでしょう。
欧州時間に入ると、ユーロの買い戻しが強まり、その流れでユーロ/円が買われたことにつられてドル/円も上昇となりました。
ドル/円はボラティリティ・ブレイクアウトとなり、バンドウォークが確認できます。
このバンドウォークは通常4~5時間で終了し、今回も4時間目に終値がバンドの中に入ってきています(B)。
しかし、昨日のドル買いは根強かったようで、NY市場でもう一段のドル上昇となっています(C)。
上値抵抗であった87円ミドルを上抜けたことも、ドル買いが強まった要因といえそうです。
DMIを見ると昨日のドル上昇の期間はADXが上昇しており、このドル上昇がトレンドを伴ったものであることが確認できます(D)。
【テクニカル一口解説】
1. ADX
ADXは、RSIやパラボリックを開発したワイルダーが、市場の状況を見極めるために開発した指標であるDMI(Directional Movement Index)(方向性指標)の構成要素の一つです。
ADXは、低水準であれば相場にはトレンド性が無く逆張り思考で考え、高水準であればトレンドを確認し順張り思考で考えます。
ADXが高水準であれば移動平均線やパラボリックなどの「順張りテクニカル」を参考にします。逆に、低水準であれば、RSI等の「逆張りテクニカル」を参考にします。
提供: FXトレーディングシステムズ
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