2013/2/27のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円は、アジア時間に本邦株式市場が軟調だったこともあり、上値の重い展開が続きました(A)。
海外時間では模様眺め気分の強い環境での取引開始となりましたが、米の耐久財受注が予想以上の大幅悪化の数字となった事からドル/円は値を下げる動きを強めました。
さらに、イタリアの第3勢力となった「五つ星の運動」の代表であるグリッロ氏がイタリア民主党が内閣を組閣しても連携しないと発言したこともありユーロも下落する動きを強めると、この流れがリスクオフへの意識を強め、ドル/円も91円前半へと下落しました(B)。
しかし、寄付きから上昇基調となっていた米国株式市場が下値を切り上げて14,000ドルの大台に値を乗せた事が安心感となり、一転してリスク選好の動きが強まって、ドル/円は徐々に値を上げる展開で92円を回復しています(C)。
ただし、ボリンジャーバンドのバンドウォークは見られず、DMIを見てもADXが低下基調にあることから調整局面が続いており、方向性が出ていないことが分かります(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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