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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/3/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日の東京市場は、先週末発表の中国の2月貿易収支が赤字に転落したことなどを受けて、リスク回避的な円買いが優勢となりました。
また、先週末の雇用統計後に大きくドルが上昇した反動との指摘もあります。
しかし、易綱・中国人民銀行副総裁が、「中国は外貨準備の多様化を継続し、ユーロ圏に一段と投資する」、「中国は円が急上昇した際には日本国債の購入を減少する」と述べたことで、更なる円高が抑えられる動きとなりました。

海外市場でも、目立った指標発表が無かったために模様眺めとなり、米FOMCの行方を見極めたいとする雰囲気も徐々に強まり、結局は明確な方向性を掴みきれない相場が続く展開となりました。

ボリンジャーバンドは収縮しており、相場が膠着してきていることが示唆されています。
本日はややドル高方向への動きが見られますが、しっかりとバンドを突き抜けていくかどうかが注目されます。

DMIを見ると、ADXが一貫して低下しており、相場に方向性がないことが分かります。
ボリンジャーバンドのブレイクの場合、ADXが上昇するかどうかが、ポイントといえそうです。

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