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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方5時33分と5時53分と2度にわたって90円85銭まで急落し、約1カ月ぶりの安値を付けました。
イタリア総選挙の開票状況を受け、モンティ前政権が推し進めた緊縮路線が継続されるかについて先行き不透明感が高まったことでリスク・オフの流れが強まり、円買いが加速しました。
ただし、ドルの下値では、月末の外貨手当てをする輸入企業の買いや、個人の証拠金取引のドル買い、それらに便乗した海外ファンド勢のドル買いが見られ底堅く推移、一時92円75銭まで反発しました(A)

しかし、午後になると再びリスクオフモードが強まり、ドルの上値は重く92円を挟む動きとなりました。

海外時間になると、もう一度ドルの下値を試す動きが出ましたが、ボリンジャーバンドのロアーバンドが下値抵抗となり、下落の加速は見られませんでした(B)
バーナンキFRB議長の議会証言でFRBは国債買い入れを継続するとの見方が強まったこともドル/円を下支えし、91円後半でNYを引けています。

MACDを見ると、アジア時間に陽転し、NY時間に一度陰転しかけて失敗していることが確認できます(C)
この動きからは、ドルが底堅く値を持ち直しつつあることが読み取れます。

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