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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

週明けのドル/円は、早朝に日銀の次の正副総裁人事について報じられたことで、前週末のニューヨーク市場終盤の水準からギャップを開けて取引を開始しました(A)
早朝の取引でドルは一時94円77銭まで急伸し、2010年5月以来の高値をつけています。
政府は日銀の白川方明総裁の後任に、黒田ADB総裁を起用する方針を固めたほか、2人の日銀副総裁の後任には、中曽宏理事を昇格させるとともに学習院大学の岩田規久男教授を充てる方針とされています。

しかし、その後は断続的な利益確定のドル売りが続き、ドル/円は緩やかに軟化する動きとなりました。
この動きの中、MACDがいち早く売り転換していることには注目されます(B)

海外市場に入ると、イタリア総選挙を巡る懸念が強まりユーロが急落、リスク・オフの流れとなり円も買い戻される展開となりました。

ドル/円は、朝方ドルを買い進んでしまった反動もあり、損切りを巻き込みながら急落、1月31日以来の円高水準となる90円92銭をつけました。
この流れでボリンジャーバンドを下抜け、急激なバンドウォークが観察されました(C)

ただし、円に関しては一段の金融緩和観測は根強く、円の先安観は継続しており、ドル/円は押し目買いも出ているためすぐに92円台まで押し戻されています。

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