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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/3/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/03/26)(PDF)

●デイリーレポート
3月29日のドル/円相場は、東京時間朝方に日経平均の上昇に歩調を合わせ
106円93銭まで上昇したものの、その後は利益確定売りに押されたほか、
日経平均が前営業日比マイナス圏に沈むと106円半ばまで押し戻されました。
この動きの中でMACDが売り転換しており、その後のドル下落を示唆する形となっていました。

欧州時間に入っても106円半ばでの方向感のない動きが続きました。
欧米勢はイースター休暇を前に様子見姿勢を強める展開となっていると指摘されます。

NY時間に入ると、取引序盤に発表された米新規失業保険申請件数(※1)が
21.5万件と市場予想を下回り、1973年1月以来の低水準となったものの、
市場への影響はなく106円半ばでの動きが続きました。
その後、3月のミシガン大消費者信頼感(確報値※2)が101.4と
市場予想や速報値から下振れしたことなどからドルは106円27銭まで
軟化しましたが、106円半ばまで戻してNYを引けています。
この下落局面で下方ボリンジャーバンドにタッチしていますが、
ブレイクには至らず、下値抵抗として機能していました。

イースター休暇を前に市場では手控えムードが強まっており、
本日も106円台で方向感のない動きが続きそうです。

※1.新規失業保険申請件数とは
新規失業保険申請数とは、失業した人が新しく失業保険給付を申請した数のこと。
失業した人が初めて失業保険給付を申請した件数を集計するため、
米国の雇用情勢など景気の動きを表し、景気先行指数にも採用される。

※2. ミシガン大消費者信頼感(確報値)とは
ミシガン大消費者信頼感とは、ミシガン大学の調査研究センターが
アンケート調査を実施し、消費者マインドを指数化したもの。
1966年の数値を100として算出され、
月毎の振れ幅が大きいため、マーケットの注目度も高い。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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