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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/15のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週は、週初にG7で日本の政策や円安に対して懸念が表明されなかったことを好感して、ドル/円は94円46銭まで上昇し高値を更新しました。
しかし、その後はG20では日本の円安誘導を警戒する内容が声明に盛り込まれる可能性が意識され、徐々に値を消す展開となり、金曜日には一時92円半ばまで下落しました。
金曜日の海外時間は、G20声明を巡る思惑が交錯して各通貨とも不安定な値動きを繰り返す序盤となりましたが、G20関係者の話として「為替レートを目標にしない事に言及しない。」「会議では日本を名指ししなかった。」との報道がなされると一気に円売りが膨らみ、ドル/円は大きく跳ね上がる大荒れの相場展開となり、93円半ばを回復して週を越えています。

テクニカルで見ると、現在の動きはダブルトップを形成しており、今後高値を更新すればもう一段の上昇、92円前半のネックラインを割り込むとヘッド・アンド・ショルダーの完成で調整局面入りという展開が予想されます(A)

またMACDを見ると、先週すでにMACDがシグナルを下抜けており相場転換の可能性が示唆されています(B)

上昇相場が過熱している状況であり、大きな調整はいつ入っても不思議でないだけに、今週も乱高下するリスクには注意しておきたいところです。

今週末には日米首脳会談が予定されており、オバマ大統領の円安に対する見解に注目が集まります。

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