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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/10/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間から欧州時間にかけては手掛かり材料がなく78円台前半での小動きに終始しました(A)
財務省の中尾武彦財務官が「最近の円相場は一方的、経済実態を反映していない」、「為替相場に過度な動きがあれば、必要に応じて断固たる行動とる」などと発言しましたが、相場に目立った反応は見られませんでした。

テクニカルで見ても、この間MACDがシグナルと交錯しており、方向性が出ていないことが確認できます(B)

NY時間に入ると、米国の経済指標の発表を受けドルが買い進まれる展開となりました。
9月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万2000人増となり、 予想の14万3000人増を上回りました。
また、米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合指数は3月以来の高水準となる55.1に上昇しています。

この流れでボリンジャーバンドを上方ブレイクし、相場はバンドウォークを示現しています(C)
もっとも、バンド拡大の前に収縮を伴わないバンドウォークであったため、その勢いは弱く上昇値幅も30銭程度にとどまっています。

ドルの底堅いムードは続いていますが、明日の米雇用統計を控えているため、ここからの一段の上昇は難しいかもしれません。

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