2012/9/5のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のアジア時間は、アジア各国株式が全般的に軟調に推移し、リスク・オフのムードが進行しました。
ユーロや高金利通貨を売ってドルや円を買い戻す動きが強まり、ユーロ/ドルも軟調に推移しました。
一昨日からの下落基調を維持し、レジスタンスラインRに上値を抑えられ1.25ドル水準まで下押ししています。
しかし、欧州時間に入るとECBがスペインやイタリアなど重債務国の国債を無制限に買い入れる可能性があるとの報道が出てユーロが対ドルで急上昇する展開となりました。
一気にレジスタンスラインRを上抜け、ボリンジャーバンドのアッパーバンドに到達しています(A)。
ただし、一昨日からの下落の調整の範囲内であり、バンドウォークを伴う動きには至りませんでした。
DMIを見ても、ユーロ急騰時においてADXがまったく上昇しておらず、この点からもこのユーロ高が一時的な調整であったことが窺われます(B)。
本日は、ECBの理事会があり、ドラギ総裁が「条件が満たされた際に国債購入に踏み込む準備がある」ことを示唆するかどうかが注目されます。
また、明日は米国の雇用統計が控えており、一連のイベントの結果を見極める必要がありそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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