2012/9/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のアジア時間のドル/円は、欧米の重要イベントを前に一段と膠着感が強まる動きとなりました。日銀の白川方明総裁の講演内容が伝わったものの、市場の注目度は低く、目立った反応はありませんでした。
午前7時以降、午後3時までの取引レンジは上下わずかに9銭に止まるものとなっています(A)。
海外市場に入ると8月の米ADP全米雇用報告が予想を大きく上回る20万1000人増で、3月以来の高水準となったこと、ISM非製造業統計が今年5月以来の高水準となったこと、さらにはドラギ・ECB総裁の会見で新型国債購入プログラムの導入を決定したことが伝えられ、これらを材料にドルが上昇する動きを強めドル/円は79円を突破し、2週間ぶりの高値である79.02円まで上昇しました。
この流れで、ボリンジャーバンドは一気に拡大し、バンドウォークを観察することが出来ます(B)。
もっとも、MACDを見ると、東京スタート前に既にドル買いに反転しており、その後も売り転換を免れていることから、相場としてはドルの上昇材料待ちに状態であったとも考えられます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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