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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/9/4のドル円相場の考察

昨日の豪ドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、豪ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、オーストラリア準備銀行(RBA)が過去の利下げの影響は依然として経済に浸透している最中だとして、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを3.50%に据え置きました。
声明では、オーストラリア経済について、慎重ながらも楽観的なトーンをにじませる一方で同国にとって重要な輸出品目である一部資源の価格がこの数週間で急落したことにも言及しています。
市場では、この発表を受けて豪ドルの買い戻しの動きとなりました。
もっとも、豪ドルは軟調な地合いが続いていたので、短期筋がイベント通過で買い戻しが出たとの指摘もあります。

この動きで、豪ドルはボリンジャーバンドを上抜け小さなバンドウォークが起きていますが、上昇力は限られたものに止まっています(A)

そのため、その後は徐々に値を消す展開となり、NY市場では米ISM製造業部門景気指数が49.6と、市場予想(50.0)よりも弱い結果となったことでリスク選好度が低下し、円買いの流れで、再び朝方の安値である80.00円水準まで押し戻されています。

ただし、現状では80円水準には強い下値抵抗が作られており、下値をサポートしています(B)

DMIを見ても、朝方の上昇時にもADXは軟調な動きであり、現在の豪ドル/円に明確な方向性がないことが確認できます(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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