2012/2/29のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
昨日の東京市場のドル/円は、月末の仲値に絡んだ需要で円が軟調気味な推移となる局面もありましたが、その後は利食いも優勢となり、80円台前半での膠着した取引が続きました(A)。
MACDを見ても、東京時間はMACDとシグナルが交錯しており、明確な方向性のなかったことが示唆されています(B)。
海外市場に入ると、ECBの3年物流動性供給オペで入札が市場予想を上回ったこと、米10-12月期GDP改定値や12月シカゴ購買部協会景気指数が市場を上回ったこと、さらにはバーナンキFRB議長が下院金融委員会での証言で更なる金融緩和に言及しなかったこと、などを受けてドル買いが強まる展開となりました。
この動きでボリンジャーバンドの拡大を伴ったブレイクアウトが起き、バンドウォークが示現しています(C)。
米国への安心感が豪ドルやカナダドルといったリスク敏感な通貨にとっては追い風となり、これら通貨は対円でもしっかりとした推移を見せる事となり、これもドル/円を示唆支え下要因との指摘もあります。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから