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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、一昨日に77.50円の上値抵抗を抜けた流れを引き継ぎドルが堅調な動きとなりました。

アジア時間から底堅い動きを続け78円を試す動きとなりましたが、欧州時間に入るとこの節目であるこの78円も上抜ける展開となりました。
この動きでボリンジャーバンドは一段の拡大となり、ミニ・バンドウォークを形成しています(A)
通常は、もう少しバンドの縮小してからでないと再バンドウォークは起こりにくいのですが、それだけドルの上昇力が強かったということでしょう。
もっとも、エネルギーの蓄積が少なかった分、小さなバンドウォークに止まってしまっています。

その後NY時間に入ると米FOMCを控え、高止まりしての小動きとなりました。
そして、FOMCでは「少なくとも2014年遅くまで異例な低金利を正当化」・「大幅な緩和的政策を維持すると予測」との声明が出され、マーケットはドル売りで反応することとなりました。
ドル/円も78.28円の高値から急反落し、77円半ばまで値を下げました(B)

ただし、MACDを見ると既にアジア時間からラインが交錯し、転換の可能性を示唆していたことが分かります(C)

もっとも、一昨日の上値抵抗であった77円半ば水準が、現状では下値抵抗として機能しているため、再び下落トレンドへ回帰するリスクは大きくないように見えます(D)

提供: FXトレーディングシステムズ
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