2011/9/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
昨日の為替市場は、スタンダード・アンド・プアーズによるイタリア国債の格下げを背景とした円買い・ドル買いでスタートしました。
また、ギリシャの国民投票への懸念や中国の国有銀行と欧州の金融機関との為替スワップ取引停止との報道などを受け、マーケットの危機感は強まり、リスク回避の円買い圧力が続いています。
ドル/円は、76円台での取引が定着し、下抜けをうかがう展開となっています。
一目均衡表を見ると、遅行スパンとローソク足が同行し、相場が下に引っ張られていることが分かります(A)。
この流れが続くと、今週中はもう一段の下落圧力で史上最安値を試す可能性が強いように思えます。
ただし、来週以降は下げ止まりとなる形であり、今週中に下値トライが出来るかどうかに注目でしょう。
現状では76円水準に下値抵抗が作られています(B)。
この水準を維持して底値を形成できるのか、これを下抜け75円レベルまで押し込まれてしまうのか、見極めが必要な局面といえるでしょう。
Williams%Rは既に売られ過ぎの水準まで来ていますが、すぐに反転する兆しはなく、方向性を読みにくい状況といえそうです(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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