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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/27のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は上下に大きく振らされる展開となりました。
2011年の日本の貿易収支が1980年以来31年ぶりの赤字に転落したことで、78円28銭まで急上昇する動きとなりました。
しかし、この上昇は海外投機筋主導であり、本邦輸出企業のドル売りや本邦機関投資家のリパトリ(外貨建て資産売却による資金還流)絡みのドル売りで上げ渋る展開となりました。
その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)で低金利政策を2014年終盤まで継続することが決定されたことで76円台後半まで急反落する動きとなっています。

テクニカルには、週央の急上昇で先行スパンの雲を上抜けましたが、週末の下落により再び雲を下抜けてしまい、陽転は騙しに終わってしまいました(A)

遅行スパンもローソク足に接近し、陽転の期待が高まりましたが、逆にこのローソク足が抵抗となり大きく反落し来週以降の下落圧力を先取りする動きとなっています(B)

Williams%Rを見てもゼロ水準近くまで上昇した後の急反落となっており、相場の弱さが示唆されていると言えます(C)

ただし、現状は76円半ばにある下値抵抗に支えられており、この抵抗を維持することが出来るかが焦点といえそうです(D)

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