2011/4/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のドル/円は、85円ミドルの上値抵抗に阻まれ調整する展開となりました。
ここのところ金利差拡大観測を背景に順調に値を戻してきたドル/円でしたが、85円ミドルに上値抵抗がしっかりと作られ、一段の上昇に失敗した形となっています(A)。
その結果、調整色が強まり、利食いが先行したためじりじりと値を下げる展開となっています。
ECB理事会が0.25%の利上げをしたことでユーロ/円が買われ、それにつられてドル/円が上昇する局面もありましたが、一過性の動きとなっています。
その後、24時前に宮城県沖で震度6強の地震が発生し、「東北電力女川原発で外部からの電源3系統のうち2系統が使えなくなった」との報道を受けて、NYダウが100ドル近い下落を示現したことで、リスク回避の円買いとなり、一時84.60円水準まで下落する展開となりました(B)。
ただし、津波など大きな被害がなかったことで、ドルの買い戻しが入る動きとなっています。
MACDを見ると何度か買い転換を試す動きはあったものの、昨日は一貫してドル売り状況が続いていたことが確認されます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから