2011/4/8のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足平均足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
チャートを見ると、先週は一貫してドル/円は上昇を続けていることが確認できます。
介入以後、平均足では陽線が連続しており、ドルの上昇が力強く続いていることが分かります。
3月最終週に、先行スパンの雲を上抜け(A)、同じタイミングで遅行スパンも陽転していることで(B)、ドルの上昇トレンドを裏付けています。
ただし、今後の先行スパンの雲を見ると、歪な形であることが見受けられ、ドル/円の急落とその後の介入が異常事態であり、テクニカル分析の限界を超えたものであったことが示唆されているといえそうです(C)。
平均足を見ると、先週末は実体の小さな十字線に近い形であり、さらに高値を更新できていないことが分かります(D)。
これは、転換が近い可能性を示しており、今週の動きには要注目といえるでしょう。
さらにWilliams%Rを見ると高値圏に張り付いており、高値更新を続けていた平均足とのダイバージェンスが確認できます(E)。
この状況は、相場がいつ反転調整に入ってもおかしくはないということであり、平均足の実体の縮小と共に今週初のドル反落リスクには警戒が必要といえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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