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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/3/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間平均足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、移動平均乖離率(25SMA)を表示しています。

3月に入ってからのドル/円の動きを振り返ってみます。
チャートのエンベロープと移動平均乖離率は同じ内容を切り口を変えて表示しているものです。
移動平均乖離率を見ると、3月に入ってから下方向への乖離がほぼ0.3%で収まっていることが確認できます(A・B)
これはエンベロープのロアーバンドが下値抵抗として機能していることを意味しています。

それに対して、上方向の乖離は0.3%を超えていることが分かります(C・D・E)
中には倍の0.6%に達する乖離が確認できます(D)

このことから3月に入ってからの相場は、下方向に抵抗力がある相場ということが言えそうです。
現状エンベロープのロアーバンドが82円割れ水準にあるため、この水準が下値抵抗となりますが、ここを割り込んだ場合はその後の回復力がどの程度あるかが注目されるところとなるでしょう。

【テクニカル一口解説】

1. 移動平均乖離率
乖離率は、価格が移動平均線からどれだけ離れている(乖離している)かを数値化した指標で、移動平均に対する価格の乖離はやがて修正されるという考えに基づき、移動平均線からの離れ具合で「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標です。
価格が移動平均線と同じなら乖離率は、0%となり価格が移動平均線よりも上にある場合を「上方乖離」といい、乖離率はプラスの値をとり、移動平均線から何%乖離しているかで価格が下げに転じるかのヒントになります。
逆に、価格が移動平均線よりも下にある場合を「下方乖離」といい、乖離率はマイナスの値をとり移動平均線から何%乖離しているかで、価格が上げに転じるかのヒントになります。

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