2019/9/10のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/09/09)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間午前に本邦実所のドル買いが入り
1カ月ぶりの高値107円50銭を付けました。
その後は、利食いのドル売りが優勢となり
欧州時間に107円前半まで押したものの、下値も107円19銭までで
ドルの底堅さを感じさせる動きとなっています。
NY時間に入ると、序盤では米7月JOLT求人件数が
予想を下回ったためドル売りが強まったものの、
「米中通商協議で中国は米国農産品の購入拡大を提案する」との一部報道を受け、
米中貿易摩擦緩和への期待からドルはじり高の動きとなり、
107円59銭の高値を付けました。
NY時間の上昇でボリンジャーバンドを上抜けてはいますが、
バンド幅の拡大はなく、強い勢いは感じません。
また、RSIも東京高値時の水準まで達しておらず、
ドルの上値が詰まってきている印象を受けます。
日足ベースで見ると、一目均衡表の遅行スパンがドル買いに転じており、
現在は薄くなっている先行スパンの雲で止まっています。
現在の水準を維持すると先行スパンの雲を上抜けることになり、
ドル買いへの流れがはっきりしてくる可能性もあるでしょう。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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