2019/9/9のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/09/09)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間は106円後半でもみ合う展開となりました。
週明け取引は目立った手がかりがなく、売買が交錯し、
午前の取引で一時107円台に乗せたものの、
その後すぐ106円後半へ再び反落しました。
台風15号の影響で、東京市場は参加者が少なかったとの指摘もありました。
欧州時間からNY時間にかけてはドルがじり高の動きとなりました。
一部報道でムニューシン米財務長官が「中国の貿易交渉担当者が
米担当者と協議を再開したことは中国の誠意の表れだ」などと述べたことを受け、
米中の貿易交渉が進展するとの期待が高まり、ドル買いが優勢となりました。
ドルは、一時は107円28銭と8月2日以来ほぼ1カ月ぶりのドル高値を付けています。
テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドの上方バンドウィ抜けてはいるものの、
バンド幅の拡大を伴わず、急激な上昇となる勢いは見られません。
RSIも頭打ちとなっており、短期の調整のリスクがうかがえます。
ただし、MACDは買いサインを出し続けており、流れはドル高にあるため、
安易な逆張りのドル売りは控えたいところです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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