2019/6/25のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/06/24)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、アジア株が全面安となったことを嫌気して
リスク・オフの流れでドル売りが先行しました。
107円を割り込むと、ストップロスを巻きこみドル安が加速、
ボリンジャーバンドを下抜け、バンドウォークを形成しながら
106円78銭まで下落しました。
その後は、107円を挟んでのもみあいが続きましたが、
NY序盤に発表された6月の米消費者信頼感指数が前月から大きく低下し、
1年9カ月ぶりの低水準となったことや、5月の米新築住宅販売件数も
市場予想以上に低下し、5カ月ぶりの低水準となったことなどを受け、
米景気減速への警戒感が強まり、106円84銭の安値を付けました。
ただ、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が
過度な利下げ期待をけん制したため、7月会合での大幅な利下げ観測は後退し
ドルの買戻しが優勢となり107円40銭まで反発し、107円台でNYを引けています。
107円を割り込んできたことで下値不安が大きくなっているものの、
週末のG20や米中首脳会談を控え、
ドルを売り込んでいく勢いも強くはならないものと思われます。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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