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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSI,DMIを表示しています。

昨日は、アジア時間に中国の金融引き締めの噂(実際には住宅購入時のローン金利の引き上げ)でリスク回避への思惑が強まりドル/円は軟調な展開となりました(A)

しかし欧州時間に入ると、短期筋による利食いやポジション調整動向が強まり、一転して値を戻す動きとなりました(B)

NY時間に入ると、ブラード・セントルイス連銀総裁が「FOMCは”長期間”の表現をやめていない。」などと発言した事が伝わり、ドル/円がこれに反応して再び下落するバイアスを強めて92円台後半まで値を下げるという、相変わらず上下に方向感なく振り回される相場となっています(C)

その後、材料がなくなったことで93円前半での小動きで東京に戻ってきています(D)

結局、93円前半を中心としたレンジ相場を抜け切れていないことが確認できる相場展開といえました(E)

RSIを見ても50を挟んで小幅な動きにとどまっており(F),DMIでもADXが一貫して右下がりとなっていること(G)で、レンジ相場が続いていることが観察されます。

【テクニカル一口解説】

1. RSIの50抜けトレード
RSIは70~80を超えてきたところで逆張りの売り、30~20を割り込んできたところで逆張りの買いというのが、一般的な使い方とされています。
しかし、現在のようなレンジ相場の場合には、変則的ではありますが、50を上抜けたところで買い、50を下抜けたところで売りというトレードが有効となる場合があります。

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