2018/8/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/08/20)(PDF)
●デイリーレポート
8月20日のドル/円相場は、夏季休暇明けの東京市場では110円半ばでの小動きが続きました。
22日に公表される8月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や、
24日に行われるパウエルFRB議長の米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる
経済シンポジウムでの講演などを前に模様眺めの動きとなり、
東京時間の値幅は20銭強にとどまりました。
欧州序盤に110円68銭の高値を付けましたが、この水準はボリンジャーバンドの
上方バンドが位置し、上抜くことができず、その後反落となっています。
NY時間に入ると、ポジション調整の動きが優勢となり、ドルは一段安となりました。
さらに、トランプ大統領がパウエルFRB議長の金融政策について不満を漏らしたとの
報道もドル安要因となったと指摘されます。
この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークが形成され
110円割れを試す動きとなり、110円水準でNYを引けています。
本日、東京朝方から110円割れを試す動きが続いており、クリアーに下抜けるとストップの
ドル売りが引き出される可能性は高いものの、一段とドルを売り進む材料もなく
下値も限られたものとなるのではないかという見方が多いようです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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