2018/5/25のドル円相場の考察
先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/05/21)(PDF)
●デイリーレポート
先週末(5月25日)のドル/円相場は、109円台で方向感のない動きが続きました。
前日の米朝首脳会談の中止を受けたドル安の影響が残り109円前半で始まったものの、
実需の売買が集中する五・十日だったことや、週明けの本日が米英で休場となることなどから、
仲値前後の実需のドル買いが優勢となり109円74銭まで上昇しました。
また、北朝鮮政府が、米政権が米朝首脳会談を中止したことに関して
「いつでも向き合って問題を解決する用意がある」との談話を公表し、
トランプ米大統領も今後の首脳会談について当初の予定通りの6月12日に
行う可能性もあると記者団に述べたことなどもドルの下支え要因となったようです。
しかし、111円台で目先天井を付けた可能性への警戒感もあり、
ドルの戻りは限られたものとなっています。
テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドは収縮を続けており、
一方向への大きな動きは期待しにくい形状となっています。
週明けの本日は、米朝首脳会談が予定通り開催される可能性が高まったことを受け、
東京朝方には109円80銭水準まで値を上げて始まっています。
この上昇でボリンジャーバンドを上抜けており、バンドウォークにつながるかどうかが注目されます。
ただし、本日は米英が休場であり、積極的な取引は見送られる可能性もありそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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