2017/8/31のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/14)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけては、
110円台半ばでドルの底堅い動きが続きました。
月末ということもあり、仲値公示にかけて輸出企業のドル売りが
上値を押さえたものの、仲値通過後は輸入企業や投資家の
ドル買いがドルの下値を支え、一時110円67銭の高値をつけました。
もっとも、この間RSIは横ばいとなっており、
MACDも売り転換し緩やかに切り下がっていることから、
ドルの短期反落リスクが高まってきていることが示されていました。
NY時間に入ると、米連邦公開市場委員会(FOMC)が
インフレの基準指標としている米7月コアPCE価格指数が
前年比+1.4%と1年半ぶりの低水準となったことや
7月の米中古住宅販売成約指数が前年比-0.5%と
市場予想を下回ったことをうけドル売りが強まり、
さらにムニューシン米財務長官がドル安は米国の貿易にとって
好ましいと発言したことが伝わるとドルは110円を割り込む動きとなり、
NY午後には109円88銭の安値を付ける動きとなりました。
この下落で、ボリンジャーバンドを下抜けましたが、
明確なバンドウォークは形成されず、
ドル売り圧力が強くはないことが示唆されています。
ドル/円は再び110円を割ってきたものの、
北朝鮮によるミサイル発射後の上昇の反動の範囲内とも言え、
本日東京では110円を挟んだ動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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