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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/8/30のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/21)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、前日の海外市場でドルが安値から持ち直した
流れを引き継いで上昇したものの、 110円を突破することが出来ず、
その後は手がかり難で109円台後半でのもみ合いが続きました。

欧州時間に入ると、ドルは110円を上抜けたものの、
すぐに反落し再び109円台後半での取引が続きました。

NY時間に入ると、8月の米ADP雇用統計が23.7万人増と市場予想を
大きく上回り、5カ月ぶりの高水準となり、ドルは強含む動きとなりました。
さらに、その後発表された第2四半期の米GDP(確報値)が前期比年率
3.0%増と市場予想を上回り改定値から上方修正されたことを受け、
ドルは一段高となり、110円44銭の高値をつけました。

ただし、テクニカルで見ると、価格の上昇にもかかわらずRSI
軟化しており、短期的なドルの反落の可能性を示唆しています。
また、MACDも高値圏とは言え、シグナルと交錯する動きと
なっており、ドルの高値保合いの可能性が考えられます。

昨日の米国株が続伸となったことで、本日の日本株もプラス圏で始まる見込みで、
本日東京市場でのドル/円は110円台前半で底堅い動きを続けることが
期待されますが、北朝鮮情勢の緊迫化のリスクは依然残っており、
市場のリスク回避姿勢が再び強まる可能性には留意しておく必要があるでしょう。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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